【秋華賞】ソダシ2冠へ順調 樫8着も前走で古馬ねじ伏せた 阪神は2戦無敗の得意舞台
2021年10月11日 05:30 今週はオンナの戦いがアツい。牝馬3冠の最終戦「第26回秋華賞」(17日)は牝馬クラシックを制した白毛のソダシ(桜花賞)、ユーバーレーベン(オークス)が阪神競馬場でラスト1冠を懸けて再戦する。東西のトライアル勝ち馬もそろい、華やかなメンバーが集結して熱戦が繰り広げられそうだ。
京都競馬場の改修工事により今年は阪神内回りが舞台。フルゲートが例年より2頭少ない16頭になり狭き門となったが、牝馬3冠ラストを飾るにふさわしい豪華な顔ぶれがそろった。注目はなんと言っても白毛の女王ソダシだろう。デビューから5連勝で桜花賞を制覇。オークスは他馬からのマークも厳しく8着に敗れたが、一線級の古馬相手だった札幌記念は早め先頭から堂々とねじ伏せた。持ち味のしぶとさを発揮してラスト1冠もつかみ取る。
オークス馬ユーバーレーベンはぶっつけでの参戦となるが、3年連続でオークス以来の馬が勝っており直行で割り引く必要はない。桜花賞3着ファインルージュは東のTR紫苑Sを快勝。フェアリーS1着以来となるルメールとのコンビで逆転Vを目指す。ローズS勝ち馬アンドヴァラナウトが新興勢力の筆頭。アパパネの娘でオークス2着アカイトリノムスメも侮れない。
《無理せず50秒台》ソダシの1週前追い切りは主戦・吉田隼を背に坂路単走で自己ベストを更新する4F50秒2~1F12秒6を馬なりでマーク。順調さをアピールした。須貝師は「前の2歳を見ながら、イメージ通りの調教ができた。50秒台の時計も無理をしている感じではなかった」と満足げ。舞台は2戦2勝の阪神に替わる。「坂はあるけど坂路で時計が出るからね。(吉田)隼人がリズム良く競馬をしてくれれば」と本番を見据えていた。