【カペラS】ダンシングプリンス重賞初V、宮田師は開業2年目で初タイトル

2021年12月13日 05:30

<カペラS>重賞初制覇を飾ったダンシングプリンス(左)=撮影・郡司 修

 ダートG3「第14回カペラS」が12日、中山競馬場で行われ、3番人気ダンシングプリンスが快勝。昨年3着の雪辱を果たし、重賞初Vを飾った。昨年3月に開業した宮田敬介師(41)はJRA重賞初制覇となった。

 ハナを主張したモズスーパーフレアを見ながら2番手を追走。直線であっさり抜け出すと、追ってきたリュウノユキナも余裕たっぷりに退けた。三浦は「想定した形で運べた。坂を上がって苦しくなったが、よくしのいでくれた」と称えた。

 宮田師は開業2年目で初タイトル。「厩舎の初勝利もこの馬(20年4月5日中山6R)。いつも苦しい時に助けてくれる宝物です。2番手でしっかり我慢して、メリハリの利いた競馬ができた」と満足顔。来年2月26日に開催されるサウジアラビアG3「リヤドダートスプリント」(キングアブドゥルアジーズ競馬場ダート1200メートル)の優先出走権も獲得。宮田師は「あくまで馬次第だが、海外も選択肢には入る」と夢は膨らんだ。

 ◆ダンシングプリンス 父パドトロワ 母リトルブレッシング(母の父バブルガムフェロー)16年5月17日生まれ 牡5歳 美浦・宮田厩舎所属 馬主・吉田千津氏 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績12戦8勝(重賞初勝利)総獲得賞金1億1722万円 馬名の由来は踊る王子

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