【AJC杯】ボッケリーニ&ポタジェ 金子HD2週連続W重賞制覇あるぞ!

2022年1月21日 05:30

運動を行うポタジェ(撮影・亀井 直樹)

 先週は中京競馬場が黒、青袖、黄鋸(のこぎり)歯形の“金子カラー”に染まった。土曜の愛知杯でルビーカサブランカ、マリアエレーナがワンツー。翌日の日経新春杯ではヨーホーレイクが鮮やかに復活V。オーナー・金子真人ホールディングスに流れが来ている。

 今週の両重賞にも有力馬がスタンバイ。東海Sにグレートタイムとハヤヤッコ。AJC杯にはボッケリーニとポタジェ。2週連続、いやW制覇の可能性まである。説明の必要もない大馬主だが、所有馬活躍の背景にはトレーナー&厩舎スタッフを100%信頼したローテの組み立てがある。

 天皇賞・秋で6着したポタジェなどは「まだ荷が重い」(友道師)と判断し潔く続戦をパス。リフレッシュ放牧が今の充実を呼び込んだ。ダービー以来で勝利をモノにした先週のヨーホーレイクがそう。決して無理使いしない深謀遠慮が結果に表れている。

 「まだ力が足りないかなと思って大事に使ってきたが、ここに来てようやく一歩ずつ着実に上がってきた。上の舞台でも競馬ができるようになったし、今年はチャンスがあると思う。大阪杯目指して、初戦からいい競馬がしたい」

 友道師は目を輝かせる。信頼してくれるオーナーの期待には全力で応える。寅(とら)年の22年は“金子イヤー”になる。 

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