【チューリップ賞】重賞初挑戦サウンドビバーチェ好調維持
2022年3月2日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=1日】3月になっても栗東トレセンは寒い。火曜朝、調教スタンドの温度計は1度の表示だった。春の訪れが待ち遠しい。寒い時季だからこそ、競走馬は体調管理が特に重要になってくる。
桜花賞と同じ舞台で行われるチューリップ賞。新谷はサウンドビバーチェに注目している。昨年6月の新馬戦(7着)は456キロで出走。前走・菜の花賞はデビュー時から18キロ増の474キロとパンプアップした。中野助手は「しっかりカイバを食べて今は484キロ。体調はいいですよ」と好調をアピールする。
菜の花賞は前週のフェアリーS抽選除外で1週スライド。好位から抜け出し、1馬身半差の快勝だった。「前走はフェアリーSより勝ち時計が(コンマ1秒)速かった。除外になっていなければ、いい勝負ができたと思います」。仕切り直して重賞初トライ。2歳女王サークルオブライフをはじめ、本番さながらの好メンバーがそろうが「能力は高いので本番の権利を」と桜花賞切符を獲りに行く。