【スプリングS】前走が1勝クラスのノーザンファーム生産馬アルナシーム軸
2022年3月15日 05:30 今週は3日間開催で豪華4重賞。中山日曜メイン「第71回スプリングS」の過去10年の傾向を分析し、今年の優勝馬に迫る。
【前走】前走クラス別では1勝クラス組が【6・4・3・39】。単勝回収率149%と優秀だけに積極的に狙いたい。G2、G3からの臨戦は合わせて【2・3・2・36】と振るわない。前年暮れのG1から今年初戦にここを選択した馬は【2・3・1・6】で3着内率50%とさすがの成績だ。新馬&未勝利組は連対馬なしと厳しい。
【脚質】1コーナーの位置取りが重要。10頭の勝ち馬のうち6頭が6~9番手。開催が進み馬場が傷んでいることもあり差し決着が多い。前半から先行して勝ちきったのは13年ロゴタイプ、15年キタサンブラックと超G1級。基本は前半ゆったり入って捲りや末脚で勝負するタイプが狙い目。
【生産者】勝ち馬10頭の種牡馬が全て異なる“混戦”。ただし、生産者別では15年から7年連続で馬券に絡んでいるノーザンファーム【3・3・3・19】、12~14年にかけて3連覇の社台ファーム【3・0・1・16】の2強となっている。軸はいずれかから選びたい。
【結論】本命はノーザンファーム生産馬アルナシーム。前走・1勝クラスのつばき賞は上がり3F32秒9の鬼脚で2着。気性の幼さを残しつつ折り合いに進境が見られた。ここも自慢の末脚勝負に徹するはずで、レース傾向にマッチする。相手は社台ファーム生産馬でホープフルS以来となるサトノヘリオス。(データ班)