【マーチS】メイショウハリオ鬼脚V 輸送で馬体減も関係なし
2022年3月28日 05:30 古馬ダート重賞「第29回マーチS」は27日、中山競馬場で行われた。後方から進出した2番人気メイショウハリオが鋭く伸びてV。昨年11月みやこSに続き、重賞2勝目を飾った。
栗東~中山の長距離輸送による16キロ減も何のその。自慢の鬼脚がうなった。一度は抜け出したケンシンコウをメンバー最速の上がり3F36秒5でねじ伏せた。
浜中は「凄く伸びてくれたので必死に追った。休み明けで体重も16キロ減っていたし、位置にはこだわらず、最後の上がりの競馬をしようと思ってゆっくりいった。展開が向いたのもあるけど、直線はこの馬らしい脚だった」と笑顔で振り返った。
メイショウハリオ 父パイロ 母メイショウオウヒ(母の父マンハッタンカフェ)17年2月25日生まれ 牡5歳 栗東・岡田稲男厩舎所属 馬主・松本好雄氏 生産者・北海道浦河町の三嶋牧場 戦績15戦6勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億4623万8000円 馬名の由来は冠名+世界一速いハリオアマツバメ
栗東~中山の長距離輸送が響いて思わぬ馬体減。岡田師は「装鞍所でも少し元気がないかな?と思ったけど、よく伸びてくれた。力をつけていますね」と語れば、鞍上も「パワーアップしているし、大きなレースで活躍してくれると思う」とさらなる進撃を誓った。