【ダービー卿CT】タイムトゥヘヴンが重賞初V 桜花賞馬の母も手掛けた戸田師「胸を張ってGⅡ、GⅠへ」
2022年4月2日 16:02 中山11Rのダービー卿CT(芝1600メートル)は11番人気のタイムトゥヘヴン(牡4=戸田)が差し切って、重賞初制覇を果たした。鞍上は大野。2着はフォルコメン、3着は1番人気のダーリントンホールだった。
タイムトゥヘヴンは後方を追走。直線で大外から伸びると、先に先頭に立ったフォルコメンをゴール前でかわした。勝ち時計は1分32秒3。19年のアンタレスS(アナザートゥルース)以来、3年ぶりの重賞制覇となった大野は「外が伸びる(馬場)と思っていたので、内から一回下げて。久々に勝てて良かった」と作戦成功に笑みを浮かべた。
父がロードカナロア、母が06年の桜花賞を制したキストゥヘヴンという良血馬。母も手掛けた戸田師は喜びもひとしおで、「お母さんが京成杯AHを勝った時のようだった。普段は似ていないんだけど、時計、内容も同じだった」とニッコリ。次走は未定だが、「胸を張ってGⅡ、GⅠに挑みたい」と、母子2代でのGⅠ制覇を見据えた。