【皐月賞】ジオグリフ導いた福永、ダービーへ「2400ピッタリの馬があと何頭いるか」

2022年4月17日 17:00

<中山11R 皐月賞>ジオグリフに騎乗し皐月賞を制した福永は木村師(右端)と握手をかわす

 5番人気のジオグリフ(牡3=木村)が差し切ってJRA・G1初制覇を果たした。G3・札幌2歳S以来の重賞2勝目を飾り、3冠レース最初の1冠を獲得。新種牡馬ドレフォン産駒としても初のG1制覇となった。福永祐一騎手はファンの前でのインタビューで愛馬をねぎらった。

 ――久々にファンの前でのインタビュー

 「うれしいですね。パドックでもたくさんお客さん入っていたので。やっぱり、いいなと思いながら騎乗命令を待っていました」

 ――ゴール後にはガッツポーズ

 「自分が完璧に乗れさえすれば勝てる馬だと思っていた。思い描いていたレースができた。よくそれに馬も応えてくれた。かなり達成感ありました」

 ――調教師からの指示は

 「木村調教師はいつも任せてくださるんで。馬場に出る前に『スタート次第でいいですか』って話だけして。『そうしてください』とのことだったので。今日勝つためにはいいスタート切ることが絶対条件だった。そこをうまくクリアできたのが大きかった」

 ――外目から追い出すのは作戦通りか

 「今日のトラックバイアスを見極めてから最終的にレースプランを決めようと思っていた。短距離以外は外差しだったので、迷わずああいう競馬を選択した」

 ――今日の騎乗は点数をつけるとかなり上のランクか

  「上の方です」

 ――ダービーは距離が伸びる

 「そこが一番大きな課題になるかなと思います。血統的にお母さんは大丈夫だけど、お父さんは短い距離の馬。2000メートルを非常に上手に立ち回れる馬なので。距離が伸びてさらにいいねという印象ではないけど、まだまだ成長過程にある馬。3歳春に関しては距離は少しごまかしが効くんで。ただ、ほんとに2400ピッタリの馬があと何頭いるか。そことの力関係だと思う。今年の男馬は非常にレベルが高い馬が揃っている。今日もそういった結果になっている。1冠取れたけど、次は迎え撃つというほど楽な相手ではないと思う」

 ――ファンへメッセージを

 「非常にいい仕事ができた。馬も本当によく応えてくれた。応援よろしくお願いします」

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