【皐月賞】福永祐一 ジオグリフ“伏兵扱い”に奮起!1冠奪取で渾身ガッツ「勝てると思っていた」

2022年4月17日 16:37

<中山11R>皐月賞を制した福永はジオグリフの鞍上でガッツポーズを決める

 クラシック3冠競走の第1弾「第82回皐月賞」(G1、芝2000メートル)は17日、中山競馬場で行われ、5番人気のジオグリフ(牡3=木村)が差し切ってJRA・G1初制覇。鞍上の福永祐一騎手(45)は20年コントレイル以来の皐月賞2勝目を飾ると、馬上で渾身のガッツポーズ。レース後には「調教にまたがった時にコンディションの良さを感じていたので、自分が上手く誘導(騎乗)さえできれば勝てると思っていた」と手応えを口にした。

 フェブラリーS(カフェファラオ)に続き今年のG1・2勝目を手にした福永はレース後「十分にチャンスがある馬だとは思っていました。やはり自分が信じていた通りの能力を持っていましたし、素晴らしいレースをしてくれました」と勝ったジオグリフを称賛。

 レースを振り返り「若干立ち方は良くなかったんですけども、そういったなかでもいいスタートを切ってくれたので一番取りたいポジションでレースが出来ました。どの辺りから仕掛けようかと考えていたんですけど、前に同厩舎のイクイノックスっていう強い馬もいましたし、この馬はある程度長く脚を使える馬なんで4コーナー手前で少し外へ持ち出して、ある程度“エンジン”をふかして直線を向きました」とコメント。

 勝利後思わず飛び出したガッツポーズについては「5番人気でしたけども“伏兵”扱いというかそういった立場だったので…それでも調教にまたがった時にコンディションの良さを感じていたので自分が上手く誘導(騎乗)さえできれば勝てる馬だとは思ってました。その達成感からの(ガッツポーズ)だったというか期待に応えてくれた馬が素晴らしかったです」と明かした。

 次走有力とされる日本ダービーについては「距離が課題になると思います。2000メートルまではまったく問題なかったですけれど、次はそこが問われるのかなと」とコメント。最後に「まだまだこれからの馬だと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします」と締めた。

特集

2022年4月17日のニュース