【日本ダービー】ビシビシ鍛えてジャスティンパレス良化

2022年5月27日 05:30

厩舎周りで運動を行うジャスティンパレス(撮影・亀井直樹)

 【G1ドキュメント・栗東=26日】ダービーウイークも中盤に差しかかった木曜朝、新谷は午前3時に起床。身支度を整え、シャフリヤール、グレナディアガーズの英国遠征に向けた国内最終追い取材へ。2頭いずれも抜群の動き。ロイヤルアスコット開催(6月14日から18日)が待ち遠しい。

 前夜は恒例の追い切りVTRのチェック。ジャスティンパレスの動きが印象に残った。M・デムーロ騎乗のCWコース3頭併せでラスト1F11秒7(6F84秒8)をマーク。シャープな伸びで僚馬と併入した。振り返れば日曜に坂路でしまいビシッと追われ、4F54秒7~1F12秒6。その動きも気になり、中間の調整過程を池水助手に聞いた。

 「水曜、日曜と週2回、時計を出して皐月賞の時より負荷をかけています。ここまで順調だし、昨日は体を大きく使って、しっかり動けていましたね」

 昨年暮れのホープフルSは道中5番手から力強く伸びて2着に好走。世代屈指の実力を秘めている。「去年より落ち着きがあるし、心身ともに成長していますよ」と池水助手。今年初戦の皐月賞は9着に敗れたが、ひと叩きした効果で一変シーンがあっていい。

 東京芝2400メートルは紛れが生じづらく、ストレートに実力を問われる舞台だ。「掛かるタイプではないし、距離延長は良さそう。伸び伸び走れる広いコースは合っていると思います」と歓迎。一昨年デアリングタクトで牝馬3冠制覇を成し遂げた池水助手はいい意味で力が入っていない。やるべきことをきっちりこなし、週末に備えている。

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