【日本ダービー】歓喜の武豊「格別のうれしさ」 視線は凱旋門賞へ「そこが目標だと思う」

2022年5月29日 16:30

<東京11R日本ダービー>武豊はドウデュースの鞍上からスタンドの喝采に応える (撮影・西川祐介)

 3歳馬のナンバーワンを決める日本ダービーは、ドウデュース(牡3=友道)が昨年の朝日杯FSに続くJRA・G1通算2勝目を挙げた。2019年に生産されたサラブレッド7522頭(持込馬、輸入された外国産馬を含む)の頂点に立った。史上最多6度目の制覇、史上最年長での優勝を飾った武豊騎手は、ファンの前での勝利ジョッキーインタビューで胸を張った。

 ――6度目のダービー制覇
 「もう、感無量です。このレースのために、みんなが努力してきたので、成果が出てうれしい」

 ――ダービーを勝つのは格別か
 「格別のうれしさです」

 ――昭和からダービーに乗り、ここまで長い間勝っている
 「好きな仕事を一生懸命させてもらって、またこういう名馬に出会えることが何よりも励みになる。こうやって勝ってみなさんに迎えてもらえるというのが、また頑張ろうという気持ちになる。きょうはありがとうございます」

 ――きょうのレースプランは
 「スタートがそれほど早い方ではないんですけど、周りに有力馬もいたので、そのへんを意識しながら。いいポジションを取れたので、道中はほんとにいい形になったと思った。馬の状態も最高に良かったので自信を持って4コーナーを回ってこられて、。ゴーサイン出した時の反応がもう最高だった。ヨシという気持ちになった」

 ――直線の手応えは
 「反応が良すぎて先頭に立つのが早かったけど、また鞭入れると反応してくれて。ほんとにすごい馬だなと乗りながら思いました」

 ――きょうは6万人入った。みんな“ユタカコール”をしたいができない。心の中の“ユタカコール”は聞こえているか
 「はい(笑い)よく聞こえました。ほんとありがとうございます。こうやって、みなさんに祝福してもらえることが、我々ジョッキーにとってもほんとにうれしいことで。一番の励みになるので。みなさんに応える、いいレースを今後もやっていきたい」

 ―ドウデュースの今後の可能性について
 「きょうで日本の世代トップに立ったと思うので、やはりオーナーが凱旋門賞大好きな方なので。そこは当然、視野にあると思う。もちろん馬の状態が一番だけど、そこが目標だと思う」

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