聖奈 カデナで小倉記念参戦、コンビ継続「リベンジしたい」
2022年7月30日 05:25 24日の中京記念で6着だったカデナ(牡8=中竹)は女性ルーキー今村聖奈(18=栗東・寺島)とコンビ継続で小倉記念(8月14日、小倉)に向かうことが29日、分かった。管理する中竹師は「昨日(28日)の午後に状態をチェックし、代表(前田幸治オーナー)と相談しました」とコメント。前走の疲れがないと判断し、中2週の再遠征を決めた。
新コンビで臨んだ中京記念は道中、最後方で脚をためた。4角手前からポジションを押し上げ、直線は上がり3F33秒9と出走メンバー最速の脚で0秒4差6着。女性騎手初となる重賞初騎乗Vを達成した3日のCBC賞(テイエムスパーダ)に続く重賞連勝はならなかったが、ルーキーらしからぬ腹をくくった騎乗で見せ場をつくった。あの日、芝は8鞍のうち逃げ切りが5本。圧倒的に先行馬が有利な馬場コンディションだった。今村は「想像をはるかに超える前残り。勉強になりました。ここでリベンジしたい」と闘志を燃やす。
《史上3人目快挙、新人重賞2勝へ》ルーキーイヤーにJRA重賞を勝ったジョッキーは今村で19人目。その中で複数回の勝利となると87年武豊(京都大賞典トウカイローマン、京都新聞杯レオテンザン、阪神牝馬特別シヨノリーガル)、97年武幸四郎(マイラーズCとセントウルSオースミタイクーン、阪神牝馬特別エアウイングス)の2人しかいない。今村が年内に重賞を勝てば史上3人目となる重賞2勝の新人ジョッキーとなる。