【アイビスSD】聖奈オヌシナニモノVS菜七子スティクス JRA女性騎手重賞初対決
2022年7月31日 05:30 新潟競馬場の直線1000メートル重賞アイビスサマーダッシュで、今村聖奈(18)と藤田菜七子(24)が、JRA所属女性騎手として史上初めて重賞で対決する。
今村は14番枠でオヌシナニモノ、藤田は4番枠でスティクスに騎乗する。
今村は土曜、新潟競馬場で騎乗。2R・3歳未勝利戦(ダート1200メートル)で1番人気メイショウアジロとコンビを組み、積極的に逃げて3馬身半差の完勝。夏の新潟では初騎乗初勝利(春の新潟開催8勝)となった。今村は「乗ったことがなかったので返し馬で感触を確かめました。乗りやすいと聞いていた通り。力があるのは分かっていたので自信を持って乗りました」と話し、ルーキー離れした落ち着きを見せていた。
▽アイビスSD 中央競馬で唯一、直線コースで施行される重賞。01年に新潟競馬場が馬場改修された際、新設された直線芝1000メートルコースで行われ、平均時速66キロ超でスピードを争う。06年からは夏の新潟開催の開幕週を飾る重賞となり、サマースプリントシリーズにも組み込まれた。牝馬の活躍が顕著で過去20回のうち13勝。05~11年には牝馬が7連勝。これは牝馬限定戦ではない重賞での最多連勝記録。アイビスは新潟県の県鳥であるトキの英語名称。
《99年に細江純子VS山本泉》JRA所属女性騎手同士による重賞での対決は今回が初めて。女性騎手による重賞対決は99年新潟3歳S(現新潟2歳S)で、JRA所属の細江純子ドリームセイコー(10着)と、公営・新潟所属の山本泉ナッツベリー(7着)が対決した記録がある。