【小倉サマーJ】記念Vの使者!?アサクサゲンキ 音無師「使って良くなっている」
2022年8月24日 05:00 【東西ドキュメント・栗東=23日】調教開始の午前5時はまだ暗い。北海道出張から帰って来た寺下はヒンヤリした空気に秋が近づいているのを感じた。夏の小倉開催も残り2週。今週末はJ・G3の小倉サマージャンプが行われる。注目は連覇を狙うアサクサゲンキだ。
調教スタンドにやってきた音無師に取材開始。「前走後も順調。ここが目標だったし使って良くなっている」。現在10勝で障害リーディング首位の石神と初コンビだった前走は5着。「勝ちには行っているがレコード決着で厳しい展開だった」と悲観はしていない。
継続騎乗の鞍上が当レースを勝てば障害重賞全10競走のフルコンプリートかつ障害重賞7場完全制覇となる。「それは凄いこと。そういえば昨年もこの馬で勝った熊沢が障害最多勝記録(254勝)に並んだ」。今年もメモリアルVを演出する可能性は十分。去り際、師が「小倉競馬は荒れているから馬券も当たらんやろう」とポツリ。先週の記者ダービー回収率0%だった寺下には痛い言葉だった。残り2週で挽回したい。