【凱旋門賞】ドウデュースの武豊「すごく楽しみ」「いつか勝ちたいと思って何年もたっている」
2022年9月28日 19:25 10月2日に行われる世界最高峰の仏G1・凱旋門賞(パリロンシャン芝2400メートル)を前に、ドウデュース(牡3=友道)に騎乗する武豊が28日、シャンティイで取材に応じた。
――日本馬4頭の中でドウデュースはどういう位置付け
「今年の日本ダービー馬で、ダービー勝った日に凱旋門賞にいくと決まって、ここまで楽しみにしてきた。日本を代表する馬の1頭だと思う」
――ニエル賞は4着だったが
「途中まではすごくいい感じで走っていて、直線を向いた時は勝てるかなと思ったけど最後200メートルくらいで馬が疲れて止まってしまった。状態もそこまで仕上げてなかった作りだったので、しようがないかな。きょう乗ってはいないけど、見ていてスタッフからも確実に状態はアップしていると聞いている。見た感じもすごくいい走りをしていた。今度はもっと走れる」
――今まで凱旋門賞で素晴らしい馬に乗ってきた、ドウデュースの位置付けは
「過去にもいい馬に乗ってきたけど、そういう馬たちと遜色ない。すごく能力の高い馬なので、すごく楽しみにしている。まだ3歳で強くなっている段階だと思うので楽しみ」
――レース前の験担ぎは
「あまり考えたことない。何もしたことない。余計なことしない方がいいかな。いつも通りでいきます」
――凱旋門賞をまだ勝っていない、今年こそはの気持ちは
「ほんとに凱旋門賞というのは個人的には大きな目標というか夢。いつか勝ちたいと思って何年もたっている。楽しみですね。ジョッキーを続けているモチベーションの間違いなく大きな1つ」
――武豊騎手とルメール騎手は互いにリスペクトしあっている、ルメールとステイフーリッシュについては
「邪魔しないでほしいですね(笑い)。彼(ルメール)とは普段からいい友達であり、いいジョッキー仲間であり尊敬している。一緒に凱旋門賞に出られるのはうれしい。でも、勝ちたいですけどね」
――06年(ルメールのプライドが2着、武豊のディープインパクトが3位入線後失格)を振り返って。
「まだ僕、勝ったことないので、どうやったら勝つか今は知らないけど、ドウデュースは凱旋門賞勝っても不思議ではないと思っている馬。特に06年のことを今、考えることはない」
――一番注意しないといけない馬は
「どの馬とは難しいけど、世界ナンバー1を決めるにふさわしいメンバーだと思うし、日本の4頭もみんな実力持っている馬だし、ヨーロッパの馬もみんなここを目標にしている。すごくいい馬ばかりなので、どの馬というのは難しい」
――日本馬で重馬場に適応できるのは
「フランスのこの時期は雨も多くて馬場が重くなるけど、みんな百も承知でトライしてますから。ドウデュースもこなしてくれるんじゃないかと思っている」