【凱旋門賞】ステイフーリッシュのルメール「恩返しができるように」 アルピニスタを警戒
2022年9月28日 19:28 10月2日に行われる世界最高峰の仏G1・凱旋門賞(パリロンシャン芝2400メートル)を前に、ステイフーリッシュ(牡7=矢作)に騎乗するルメールが28日、シャンティイで取材に応じた。
──ステイフーリッシュについて
「ステイフーリッシュは経験を積んでレベルを上げていった馬。サウジとドバイで勝った経験が特長。他の馬と比べると日本で結果は出ていないけど、海外で結果を出している」
――凱旋門賞にたくさん乗ってきて、今年こそ日本の悲願の年になると思うか
「今年の日本馬は有力馬がたくさんきている。ただ、凱旋門賞は特別なレースで勝つのが難しいレースと言われている。オルフェーヴルも挑戦して勝つことはできなかった。当日の天候も含めていろんな要素がかかわってくるので、勝つのは難しい。ただ、馬が全力で最大限の力を出すことができれば勝つ要素も出てくる」
――レース前の験担ぎは
「特別、験担ぎはしていないけど、どのレースの前にもやっているルーティンはある。ゴーグルをしっかりチェックしたり馬をなでたり、馬の状態を確認したり」
――凱旋門賞はまだ勝っていない、今年こその思いは
「毎年私にとっては1つの目標。フランス人ということもあって勝つのは特別な思いがある。さらに今、日本の騎手として活動しているので日本馬で勝つことができたら、信じられないようなこと、そういう気持ちになる。恩返しができるように頑張りたい」
――ステイフーリッシュの追い切りの感触は
「今朝の追い切りはいい状態だった。非常に動きも良くてキレも良い。コンディションも良くて元気だなと確認できて安心した」
――武豊騎手とルメール騎手は互いにリスペクトしている。武豊騎手とドウデュースについては
「武さんのキャリア、人間性、深い尊敬がある。日本に来た時も受け入れてくれたのも武さん。リスペクトしている。良き友人でレースでは敵になるけど、仲が良い方がレースの時でもプラスになることが多いので大事にしたい。レース当日もなるべく豊さんの邪魔しないようにしたいと思うけど、豊さんにも同じことを望んでいます」
――06年(ルメールのプライドが2着、武豊のディープインパクトが3位入線後失格)を振り返って
「ディープが1番人気、絶対勝つだろうと言われていて、私自身もディープを目印に走っていて。直線ではディープが疲れて差すことができたけど、残念ながらもう1頭いて追いつくことができなかった」
――一番注意しないといけない馬は
「個人的にはアルピニスタを警戒したい。牝馬はたくさん凱旋門賞を勝っている。経験もあるし、能力も高い。個人的にも好きな馬なので注意したい」
――日本馬で重馬場に適応できるのは
「すごく答えが難しい。日本の馬は重馬場に慣れていないのもあって、今まで結果が出なかったことも理解している。ステイフーリッシュはステイゴールドの血も入っているし、ステイゴールドは重馬場に対応できていた馬なので、ステイフーリッシュと言いたい」
――洋服のデザインもしているが、なぜ武さんを洋服のモデルに選ばなかったのか
「各スポーツ、いろんなアンバサダーがいるけど、武さんは競馬のアンバサダーであることは間違いない。私も洋服のデザインをしながら競馬界に新しい風を吹き込もうとしている。ただ、今始めたばかりでまず自分自身が出てこないといけない。武さんにも話をしている。プロモーション動画には現れますので、もう少々お待ちください」