【ジャパンC】シャフリヤールがG1で3勝目狙う 近年屈指の混戦もライバル蹴散らす
2022年11月21日 05:22 今年最後の東京開催を飾る国際招待競走「第42回ジャパンC」。今年のパリ大賞を制したオネストなど昨年(3頭)を上回る外国馬4頭が華やかな舞台に花を添える。迎え撃つ日本勢は昨年のダービー馬シャフリヤールがG13勝目を狙って迎撃。3歳代表ダノンベルーガ、復活を期す3冠牝馬デアリングタクトなど、近年屈指の混戦JCだ。
一昨年がアーモンドアイ、昨年はコントレイルが感動の有終V。断然の主役がいた前2年と比べると、今年のジャパンCは近年ない混戦ムード。4頭来日した外国馬も注目の的だ。
日本で期待を一身に担うのは前年ダービー馬シャフリヤールだ。昨年のジャパンC(3着)はコントレイルに及ばなかったが、底力はアピールした。4歳になった今年はドバイシーマクラシックでG12勝目を挙げた。帰国初戦の天皇賞・秋(5着)はパンサラッサが飛ばす特殊な展開で伸び切れず。継続コンビのC・デムーロが「次は良くなる」とレース後に即答したように悲観する敗戦ではなかった。東京2400メートルはダービー制覇の栄光舞台だ。
対抗格は3歳代表のダノンベルーガ。G1勝ちこそないが、皐月賞4着、ダービー4着、天皇賞・秋3着と王道を歩んだ。秋2戦目の上積みも見込め、悲願のG1制覇の夢も膨らむ。
3冠牝馬デアリングタクトの前走・エリザベス女王杯(6着)は外が伸びる馬場で内枠が響いた。京都大賞典Vで意気上がるヴェラアズールは名手ムーアとの初コンビも魅力的。
外国馬では今年のパリ大賞優勝馬オネスト。前走・ニエル賞(1着)でダービー馬ドウデュースを破っているシムカミルも不気味な存在だ。