【チャンピオンズC】ハピ、2文字馬名29年ぶり偉業なるか 54歳・横山典はG1最年長V懸かる

2022年11月29日 17:51

坂路を駆け上がるハピ(撮影・亀井 直樹)

 12月4日に行われるG1・チャンピオンズカップ(中京ダート1800メートル)に出走を予定しているハピ(牡3=大久保)が、偉業を狙う。

 ハピは父キズナ、母クイーンパイレーツ(母の父キングカメハメハ)の血統で通算7戦3勝。デビュー3連勝以降、勝ち星から遠ざかっているが、重賞で好走を続け、大舞台に駒を進めた。

 日本で登録できる馬名は2文字以上9文字以内となっている。ハピの馬名の由来は「古代エジプトの男神」。グレード制が導入された1984年以降、2文字馬名の馬がG1を制したのは、93年桜花賞、オークスで2冠牝馬に輝いたベガだけだ。グレード制導入前の53年には天皇賞・春を牝馬のレダが勝利している。

 ハピに騎乗するのは横山典弘。JRAでは02年天皇賞・秋をシンボリクリスエスで制した岡部幸雄の53歳11カ月が騎手の史上最年長G1勝利となっており、54歳9カ月の横山典がハピを1着に導けば、もう1つの偉業も達成される。

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