イタリア出身の天才デットーリ、来年いっぱいで騎手引退を発表「23年が最後の年に」

2022年12月17日 23:22

21年の英国オークスをディープインパクト産駒のスノーフォールで16馬身差の歴史的圧勝を飾り、両手を広げるデットーリ(ロイター)

 イタリア出身のトップジョッキー、ランフランコ・デットーリ(52)が17日、来年いっぱいで引退すると発表した。英国メディア「ITVレーシング」のインタビューで「2023年がジョッキーとして最後の年になる」と明らかにした。

 85年に見習騎手としてデビューし、その後、数々の記録を打ち立てた。94年に233勝、95年に216勝、04年に192勝を挙げ、英リーディングに3度、輝いている。

 欧米、アジアと国を問わず多くのG1タイトルをものにし、今年もドバイターフ(ロードノース)やドバイワールドカップ(カントリーグラマー)、ジャックルマロワ賞(インスパイラル)を制した。

 ジャパンCウイークや短期免許での来日経験も豊富。ジャパンC3勝(96年シングスピール、02年ファルブラヴ、05年アルカセット)、ジャパンCダート(02年イーグルカフェ)を含め、JRA通算24勝をマークしている。

 15日に52歳になったばかりだが近年の成績が示すように衰えとは無縁。輝きを放ったまま、ステッキを置く決断を下した。自身のツイッターを更新し「最終章が始まります。最後のひと押しを」とつづった。

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