【朝日杯FS】ダノンタッチダウン 上がり最速も首差届かず2着 惜敗も前向きの川田「来年が楽しみ」

2022年12月19日 05:22

<阪神11R・朝日杯FS>ダノンタッチダウン(右)は、追い上げるもドルチェモアに首差届かず2着

 首差に泣くも負けて強し。2番人気ダノンタッチダウンは出負け気味にスタートして道中10番手を追走。真ん中の6枠12番からインに潜り込んで経済コースを通った。直線に入ると進路を外に切り替え、上がり3F35秒2と出走メンバー最速の脚でグイグイ迫る。1完歩ずつ、確実に差は縮まったが首差及ばず2着。デイリー杯2歳Sに続く銀メダルでG1タイトルはお預けとなった。それでも鞍上の川田は「現状の体でG1でも2着と精いっぱいの走りをしてくれました。来年、成長を伴って、さらにいい走りができると思いますので楽しみです」とパートナーを称える。

 デビューから3戦連続で上がり3F最速。世代トップの決め手は示した。安田隆師は「着差が着差だけに悔しいです。あと一歩で勝てた」と肩を落としたが「今の状態で素晴らしい走りができました」と前を向く。2歳上の半兄に20年ホープフルS覇者ダノンザキッドがいる良血。負けはしたが来年に向けて、確かな手応えをつかんだ。

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2022年12月19日のニュース