【シルクロードS】マッドクール 大雪坂路を楽々走破!4連勝中の勢い見せた

2023年1月26日 05:20

坂路単走でキレのある動きを見せたマッドクール

 「第28回シルクロードS」の追い切りが25日、東西トレセンで行われた。栗東は大雪の影響で坂路とEコース(ダート)のみ馬場を開場。4連勝でオープン入りしたマッドクールは栗東坂路を豪快に駆け上がった。充実一途の4歳馬が重賞初挑戦Vに挑む。

 4連勝中と勢いに乗るマッドクールは重戦車のような力強いフットワーク。大雪の影響で水分をたっぷり含んだタフな坂路を、涼しい顔で駆け上がった。4F53秒8~1F12秒1と全体時計は控えめだが、スピード感あふれる走り。動きを見守った池添学師は「今朝は馬場が悪かったけど、予定通り。時計や動きも良かった。うちの厩舎はそんなに(調教を)やらないけど楽に好時計が出て、とんでもない動きをしてくれる。ポテンシャルは高いですね」と高性能ぶりを伝える。

 昨年5月中京の未勝利戦から快進撃が始まった。1400メートルで初勝利を挙げたが、1200メートルに距離を短縮したここ3戦が強い競馬。好位からいずれも上がり3F33秒台の末脚を繰り出した。師は「未勝利を勝った後に、上のクラスまで行けると思った。テンに速くて上がりもしっかりとしているのがセールスポイント。折り合いに苦労しないのも強みですね」とセンスの良さを強調する。

 中京芝1200メートルは2戦2勝。春の目標に掲げる同じ舞台の高松宮記念(3月26日、中京)へ向けた力試しの一戦となる。師は「パワーがあるし、今の荒れた馬場はいい。勝っている舞台なので賞金を加算したいですね」と意気込みを伝えた。先週の東海Sで重賞初挑戦Vを飾ったプロミストウォリアに続いて、今週も新興勢力が尾張の舞台を盛り上げる。

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