【根岸S】テイエムサウスダン鋭い反応!蛯名正師自らが騎乗で満足「軽さ出た」

2023年1月26日 05:10

蛯名正師を背に併せで追い切るテイエムサウスダン(右)(撮影・村上大輔)

「第37回根岸S」では連覇を狙うテイエムサウスダンが美浦坂路で力強い走りを披露した。

 根岸S連覇を狙うテイエムサウスダンの背には、JRA通算2541勝を挙げた元ジョッキーの姿があった。12日の2週前追いに続いて、この日も蛯名正師自らが騎乗して坂路で最終追いを行った。「乗ったのはここ2回だけ。クリストフ(ルメール)が乗ってくれないから」と苦笑いを浮かべながら説明した。

 シャーンゴッセ(3歳未勝利)を調教パートナーに併せ馬。1馬身半後方から馬なりで余裕を持って追走。14秒7―13秒4―12秒9と加速ラップを刻み徐々に差を詰めると、最後はゴーサインに鋭く反応してラスト1F12秒0(4F53秒0)で併入した。蛯名正師は「先週(4F51秒5)よりさらに良くなっている。先週しっかりやった分、軽さが出て反応が良くなった」と満足げだった。

 テイエムサウスダンが蛯名正厩舎に転厩してきたのは昨夏。昨年3月に開業したばかりの同厩舎にとっては、重賞初制覇を期待されている一頭。自らが騎乗して追い切り「この2戦で厩舎として、どういう調教をしていったらいいか分かってきた」と手応えをつかんだ指揮官は「昨年勝っているレースだし、重賞を5個も勝っている馬。ここでいい競馬をして次(フェブラリーS)につながっていけたら」と大舞台を見据えている。

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