【共同通信杯】好相性松山騎乗のコレペティトール「しっかりやって動きも良い」
2023年2月9日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=8日】共同通信杯の傾向を探ってみた。馬名の冠名なら19年(ダノンキングリー)と昨年(ダノンベルーガ)の勝ち馬に名を刻んだ「ダノン」が目立っており、今年も1番人気確実のダノンザタイガーを擁している。
一方、騎手では松山が浮上。一昨年が2着で、昨年が1着。それもわずか2度の参戦で近年の躍進ぶりを強烈に印象づける100%の連対実績。菱田はいい着目点と自負し、コレペティトールの追い切りにまたがった松山に話を振ったが「そこに意識はないです」と苦笑い。話題に広がりを見せることなく沈没した気分だが、この男の知られざる長所を探ろう…と食い下がった。人一倍、負けず嫌いだとは聞いたことがある。「負けず嫌いなのは誰でも一緒。パーツ的に人より優れている面はないけど、騎乗で大事にしていることは自分に染めず、馬のタイプに染めて乗るようにしています。そこはうまくいっています」と活躍のヒントを少し聞けた気もした。
追い切りは坂路単走で4F51秒9~1F12秒4。「しっかりやって動きも良く、いい調教」とのジャッジ。レースは松山が最大限に力を引き出すだろう。