【フェブラリーS】テイエムサウスダン逆襲!前走大敗で人気落ち狙い目

2023年2月14日 05:18

逆襲を狙うテイエムサウスダン

 過去の傾向から勝ち馬に迫る「G1データ王」。今年最初のG1、フェブラリーSは21、22年と連覇を果たしたカフェファラオ、昨年のチャンピオンズCの覇者ジュンライトボルトが不在で大混戦。穴馬の出番はあるのか。データ班があらゆる項目から分析して可能性を探った。

 【前哨戦】
 最多6頭の連対馬を出しているチャンピオンズC組の出走が今年はない。ならば、5連対の根岸S組が最有力。4連対の東海S組だが、本番で馬券に絡むのは3着以内馬。オーヴェルニュは脱落する。交流G1東京大賞典組からは勝ち馬が出ておらず、メイショウハリオ、ショウナンナデシコは苦しい。すばるS組は2頭いて、ともに馬券に絡めず。人気必至ドライスタウトには嫌なデータ。

 【性齢】
 4、5歳が圧倒。4歳は【4・1・1・19】で連対率20%。5歳は【4・4・4・24】で連対率22・2%。マイルのスピードに対応するには若さが不可欠だ。6歳は【2・1・2・25】、7歳以上は【0・4・3・60】。8歳ソリストサンダーは昨年4着の実績を評価されそうだがデータ上は厳しい。レッドルゼルも既に7歳だ。牝馬は11頭が出走して馬券圏内は昨年3着のソダシのみ。地方競馬から参戦のスピーディキックはJRA牡馬の厚い壁を越えられるか。

 【前走人気】
 前走1番人気馬が最多3勝。しかし、注目は前走3番人気馬。【2・3・3・15】で連対率、複勝率ともにトップ。14年に16番人気コパノリッキーV(前走・フェアウェルS3番人気9着)の激走があったとはいえ、単勝回収率1195%は驚き。前走3番人気馬は今年も存在する。また、前走5番人気以下馬は【1・3・2・56】で複勝率9・7%。前走4番人気以内の馬から軸を選ぶのが賢明だ。

 【結論】
 王道の根岸S組、そして根岸Sで3番人気だったテイエムサウスダンを推す。4、5歳より成績が落ちる6歳世代、前走14着で人気が落ちるなら狙い目。昨年のフェブラリーSは強豪相手に逃げ粘って2着。巻き返しは十分にある。同じく根岸S組からレモンポップが対抗。マイル実績がない点が気がかりだが、前走Vで勢いに乗る5歳馬を順当に評価した。(データ班)

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2023年2月14日のニュース