【阪神4R】55歳・熊沢が復帰後初勝利「一番長かったです」

2023年3月5日 12:42

<阪神4R>復帰後初勝利を飾った熊沢(左から2人目)(撮影・後藤 正志)

 5日の阪神4R・障害未勝利(ダート2970メートル)は熊沢重文騎手(55)騎乗のセルリアンルネッタ(牡4=高橋康)が道中2番手から手応え良く伸びて快勝した。

 熊沢は昨年2月26日に小倉(春麗ジャンプS)で落馬負傷し、第2頸椎(けいつい)骨折で戦列を離れていたが、先月19日に約1年ぶりに復帰。今年3戦目(障害レース2戦目)で復帰後初勝利を飾った。

 デビュー38年目の熊沢は「いい馬に乗せてもらって、今日は乗っていただけです。先頭に立ってから馬が遊んでいたので、直線がこれだけ長いのかなと。三十何年間か乗って一番長かったです」と汗をぬぐった。

 続けて「一年も休んでいた人間にこんなにいい馬を預けてくれるっていうのは本当にありがたいです。(自身が)これから先、どこまでっていうのは何も決めていないですが、どこかで終わりは来るので、それまでにいい馬と巡り会えたらいいなと思います。まずは元気でいないダメだね。レースが終わってから息の入りが、年も年なので悪いときもあります。もっと上手に息が上がらないでサラーッときれいに乗ってこれればいいんだけど、そういうタイプの乗り役じゃないので。とにかく泥臭く、これからも泥臭く頑張っていくしかないなと思っています」と感謝と意気込みを口にした。

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