【中山牝馬S】充実一途のウインピクシス期待 上原博師「上り調子。頑張ってほしい」
2023年3月8日 05:05
【東西ドキュメント・美浦＝7日】同期のチケン記者がクラシックTRの取材に奔走する中、小田は渋～く古馬の中山牝馬Sのパトロール。春の陽気に誘われ、上原博厩舎に向かうと、指揮官は幸運にも在室中。直近4戦で3勝のウインピクシスに心が動く。「体がしっかりして、450キロ近くで安定してきた。動きもキビキビしてきた。逃げたり、先行して勝っているけど、松岡くんが教えてくれて自在にどんな競馬もできるから」。
なるほど、2歳秋に420キロ台だった体は、前走・壇之浦S（1着）で448キロに成長。それも美浦～小倉の長距離輸送を経てだから充実している。主戦・松岡は「福島牝馬S（4月22日）を意識しています」と昨秋から公言してきた期待馬。メンバーを見ると、差し馬が多い構成。同師は「先行馬が少ない？スタートもいい馬だから。相手は強くなるけど、こちらも上り調子。頑張ってほしいね」と目を輝かせた。芦毛の逃げ馬といえば、91年優勝ユキノサンライズが小田の中山牝馬Sの原風景。予定より1カ月早い重賞初Vの予感がしてきた。
