【大阪杯】ジャックドール 武と悲願G1Vか ジェラルディーナ、スターズオンアースの参戦も楽しみ
2023年3月27日 05:30 ドバイの興奮が冷めやらぬ中、今週は仁川にスターホースが集結する。G1昇格7年目を迎えた「第67回大阪杯」は多士済々の豪華メンバー。名手・武豊を背にジャックドールが飛ばすか。ジェラルディーナ、スターズオンアースと女王の参戦も楽しみ。激アツの好カードだ。
実力拮抗(きっこう)の組み合わせ。軸馬選びは最後まで悩みそう。ジャックドールは5連勝で昨春の金鯱賞勝ち。どこまで強くなるのだろう。そんな希望を抱かせた。昨年のこのレースは2番人気で5着。初のG1挑戦で格好はつけた。夏の札幌記念が後にサウジを席巻するパンサラッサを退けてV。ここ2走こそ足踏みしているが、素質はG1級。小回り2000メートルの舞台も絶好だ。過去5年で1分58秒台の決着が3回。持ち時計もトップの存在で、高速決着はお任せあれ。先行策でG1初Vをもぎ取る。
ジェラルディーナは折り合いに進境、昨秋のエリザベス女王杯でG1ウイナーの仲間入り。続く有馬記念で3着、牡馬相手でもやれることを証明した。スターズオンアースは秋華賞3着以来のケガ明けとなる。昨年の牝馬2冠と実績は確か。過去5年で牝馬が2勝、力があれば十分にやれる。最終追い切りを注視しておきたい。ヴェルトライゼンデは完全にひと皮むけた印象だ。日経新春杯はハンデ59キロと酷量を克服してV。ドバイWCを制覇した川田との新コンビも注目。池江厩舎はG2時を含めて過去10年で2勝と相性もいい。