ディープ最終世代が英国で大偉業狙う オーギュストロダン、53年ぶり3冠へ名伯楽期待

2023年3月28日 20:12

ディープインパクト(06年12月撮影)

 日本が誇る大種牡馬ディープインパクトの最終世代が、海の向こうで偉業を成し遂げるか。

 昨年10月、英国の2歳G1フューチュリティトロフィー(ドンカスター、芝直線1600メートル)で、1番人気に支持されたアイルランド調教のディープインパクト産駒オーギュストロダン(牡=A・オブライエン)が優勝。19年7月にこの世を去ったディープインパクトにとって、08年生まれの初年度産駒から全13世代G1制覇となった。

 英競馬メディア「レーシングポスト」は28日、公式ツイッターでオーギュストロダンについてのA・オブライエン師のコメントを紹介。「3冠を達成できる馬がいるとすれば、それは間違いなく彼だ」としている。

 牡馬の英国クラシック3冠は2000ギニー(1600メートル)、ダービー(2400メートル)、セントレジャー(約2900メートル)。3冠馬は過去に15頭で1970年のニジンスキーが最後となっており、オーギュストロダンが達成すれば53年ぶりの偉業となる。A・オブライエン師は12年にキャメロットで3冠に挑んだが、セントレジャー2着と惜しくも届かなかった。

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