【大阪杯】ジャックドールが春の中距離王に!!「ホントにうれしい」54歳・武豊は史上最年長G1制覇

2023年4月2日 15:44

<大阪杯>ハナ差でスターズオンアースに勝利し大阪杯を制したジャックドール(奥)(撮影・奥 調)

 春の古馬中距離王決定戦、大阪杯は武豊が騎乗したジャックドール(牡5=藤岡)が制し、G1初制覇を飾った。勝ち時計は1分57秒4。

 ジャックドールは父モーリス、母ラヴァリーノ(母の父アンブライドルズソング)の血統で通算14戦8勝。重賞は3勝目となった。

 武豊は昨年の日本ダービー以来のJRA・G1通算80勝目で、54歳19日でのG1勝利は岡部幸雄が保持していた53歳11カ月27日を上回る史上最年長記録。藤岡師はG1通算3勝目を挙げた。

 武豊は「ホントにうれしい。いいスタート切れれば、まずは第一プランとして先手を取りたいと思っていた。1、2コーナーで少し力みかけたけど、そこを馬の方も理解してくれて、いいリズム、ペースで運ぶことができた。いい形で直線に向いたけど、今日は強い馬たちが後ろにいるので、なんとか頑張ってくれという気持ちだけで。足音聞こえていたのでヒヤヒヤだったけ、ゴールした瞬間は何とか粘れたかなと思った」とし、G1通算80勝について「これまで数々の名馬にたくさん乗せてもらってきたのでそのおかげだと思う」と胸を張った。

 ▽大阪杯 1957年に阪神芝1800メートルの重賞として創設された。72年から現行の芝2000メートルに。92年のトウカイテイオー、93年のメジロマックイーンなど、勝ち馬には多くの名馬が名を連ねる。G1に昇格した17年はキタサンブラックが1番人気に応えた。

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