【香港・G1クイーンエリザベス2世C】英ドバイオナー 過密日程も元気!陣営「自信ある」

2023年4月29日 05:05

 4頭の日本馬が参戦する香港チャンピオンズデー(シャティン)のクイーンエリザベス2世C、チェアマンズスプリントプライズは30日にゲートイン。当日はJRAによる馬券発売がある。

 タイトな日程でも、へこたれる様子は一切なし。英国調教馬ドバイオナー(セン5=ハガス)は前走・クイーンエリザベスSでオーストラリア遠征を切り上げ、中2週で香港にやって来た。旅の疲れを見せるどころか、日に日に走りは力強さを増している。金曜朝はオールウェザーをサッと流した。筋骨隆々のボディーは一見、短距離馬かと見間違うほどのボリューム感。それでもキャンターに移れば柔らかい身のこなしで、ゆったりとリズム良く動けていた。調教役のポール助手は「香港に来てからも順調で本当にいい状態」と笑みを浮かべる。

 オーストラリア遠征初戦のランヴェットSは道中3番手から抜け出し、G1初制覇。続くクイーンエリザベスSは地元の大将格アナモー、日本から参戦したユニコーンライオンなどを相手に中団から末脚を繰り出し、ズバッと差し切った。ポール助手は「ここも相手は強いけど今のこの馬なら自信がある」と力を込めた。21年香港C4着以来のシャティンだが当時とは充実度が違う。地元で迎え撃つ香港勢、日本馬にとっても脅威の存在になるのは間違いない。

 《香港チャンピオンデー日本馬陣営のひと言》
 ▼ジェラルディーナ(団野助手)調教後の疲れもなく、このまま(当日まで)行ってもらえれば、と思います。

 ▼ダノンザキッド(安田助手)追い切り翌日なので引き運動で体をほぐしました。カイバをしっかり食べて、コンディションは上がっています。

 ▼プログノーシス(清山助手)日に日に落ち着きを取り戻しています。今朝はゲートボーイをつけて、すんなり入ってくれました。(ゲートボーイは)少なからずプラスになると思います。

 ▼アグリ(安田助手)引き運動で体をほぐしました。日に日に落ち着きを取り戻し、いい雰囲気になってきました。

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