【ヴィクトリアマイル】ソダシ史上3頭目の連覇へ 鞍上レーンで必勝態勢

2023年5月8日 05:20

厩舎周りで運動を行うソダシ(撮影・亀井 直樹) 

 今週は、春の東京5週連続G1第2弾、古馬牝馬マイルNo・1決定戦「第18回ヴィクトリアマイル」。白毛のアイドル馬ソダシが今年の始動戦。史上3頭目の連覇に挑む。ほかにも、古馬G1初制覇に挑む3歳牝馬2冠スターズオンアース、昨年の安田記念覇者ソングラインなど超A級牝馬がずらり。激戦必至のスピード勝負を見逃すな。

 昨年このレースで、鮮やかな復権劇を見せたソダシ。その後は2000メートルの札幌記念、1800メートルの府中牝馬Sで人気を裏切った。だが、距離を短縮したマイルCSで一変。厳しいペースで3着粘走と強い競馬。やはり、マイルでは崩れない。CWコースでの1週前追いでは6F78秒8~1F11秒4と好時計。今季初戦でも状態に不安はない。鞍上には、19年にテン乗りでノームコアを初G1制覇に導いたレーン。必勝態勢で、ヴィルシーナ、ストレイトガールに続く史上3頭目の連覇を狙う。

 スターズオンアースは、古馬との初対戦となった前走・大阪杯が優秀。スローペースで前残り決着の中、後方から上がり最速の脚で2着。2冠牝馬の力を見せつけた。昨年の桜花賞を制しているように、距離も守備範囲。このレース最多3勝を誇る鞍上ルメールと、直線が長い府中で自慢の末脚を爆発させる。

 ナミュールは重賞タイトルこそチューリップ賞だけだが、G15戦で4回掲示板の実力馬。G1初制覇に機は熟している。ソングラインの地力にも期待。シュネルマイスター、セリフォスなど好メンバーがそろった昨年の安田記念は、圧巻のパフォーマンスで優勝。近2走は、初の1200メートル、レース前の体調不良と敗因が明確。1週前追いに騎乗し、感触を確かめた新コンビ戸崎と復活を目指す。

 《1週前はハードに》
 昨年覇者ソダシは1週前追いでハードに追ってきた。CWコース併せ馬でユティタム(3歳オープン)に首差遅れはしたが、6F78秒8の猛時計。ラスト1Fも11秒4と、しっかり伸びており、力感十分だった。須貝師は満足げ。「久々なのでしっかりと。これでモードに入ってきたかな。これだけの時計を出したから、当週はサラッとでいいかもしれんね」と話している。

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