【新潟大賞典】カラテ重賞3勝目 トップハンデタイ59キロも何のその
2023年5月8日 05:20 春の新潟の名物ハンデ古馬G3「第45回新潟大賞典」が7日、不良馬場で行われた。5番手から伸びた5番人気カラテが逃げ粘るセイウンハーデスを内からかわして快勝。21年東京新聞杯、昨年新潟記念に続き、3度目の重賞制覇を飾った。
トップハンデタイの59キロも何のその。7歳カラテが大好きな越後路で今春も躍った。逃げ粘るセイウンハーデスをジワジワ追い詰め、残り100メートル過ぎに力任せに抜き去った。16度目の騎乗となった菅原明は同馬で6勝目。「こういう(不良)馬場は得意なので変に考えず自信を持って乗りました。終始手応えは良くて、直線で伸びる自信がありました。59キロの分、いつもより反応して伸びるまでに時間がかかりましたが、差し切れて良かったです。フレッシュで返し馬から元気で、まだまだ走れると思います」。ベテランの域に入った愛馬を称えた。
辻野師は「最後は力でねじ伏せてくれましたね。ずっと明良君が乗ってくれていますし、マイルで走っていましたが、今はこれぐらいの距離の方がパフォーマンスがいい。次走は状態も見て、オーナーと相談します。宝塚記念?そのあたりも含めて考えたい」とさらなる進撃を見据えた。
カラテ 父トゥザグローリー 母レディーノパンチ(母の父フレンチデピュティ)16年5月27日生まれ 牡7歳 栗東・辻野厩舎所属 馬主・小田切光氏 生産者・北海道新冠町の中地康弘氏 戦績35戦8勝(重賞3勝目) 総獲得賞金2億5832万8000円 馬名の由来は「空手」。