【安田記念】英ダービーの衝撃波は日本へ ディープ孫のソングラインが連覇達成

2023年6月4日 16:32

<安田記念>レースを制したソングライン。鞍上の戸崎はガッツポーズ(撮影・郡司 修) 

 G1馬10頭が集結した豪華なマイル王決定戦「安田記念」は、4番人気ソングライン(牝5=林)が制して連覇を飾った。勝ち時計は1分31秒4。

 前日(3日)の英国ダービーは、ディープインパクト産駒の最終世代オーギュストロダン(牡3=A・オブライエン)が勝利。大快挙から一夜明けたこの日、日本のマイル界を制圧したのはディープを祖父に持つソングラインだった。

 今年の安田記念にディープ産駒の出走はなし。ソングラインの父キズナは13年日本ダービー馬で、その父がディープインパクトだ。ディープの子であるミッキーアイル産駒のメイケイエール(牝5=武英)は15着だった。

 ▼安田記念 競馬法制定などに尽力し、日本中央競馬会の初代理事長で「日本競馬の父」と称された安田伊左衛門氏の功績を称え、51年に「安田賞」として創設。58年、同氏の死去により「安田記念」に改称、84年にG1に昇格した。上半期の最強マイラー決定戦として定着しており、昨年は同氏の生誕150周年記念として実施された。

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