【顕彰馬選定記者投票】アーモンドアイ、35頭目の殿堂入り コントレイルは1票足りず

2023年6月6日 14:07

20年、ヴィクトリアマイルを制した際のアーモンドアイ

 JRAは6日、23年度の顕彰馬選定記者投票の結果を発表し、アーモンドアイ(牝8)が選定された。

 有効投票数207票のうち200票(得票率96・6%)を獲得し、選定基準の4分の3以上(156票以上)を得た。以下、コントレイル155票、キングカメハメハ136票、ブエナビスタ58票、モーリス35票、グランアレグリア32票、ゴールドシップ21票、ラヴズオンリーユー16票、アグネスデジタル15票、ヴィクトワールピサ13票、シーザリオ10票、ダイワスカーレット9票、ハーツクライ6票、マルシュロレーヌ5票、アパパネ3票、クロノジェネシス2票、エピファネイア1票、ジャスタウェイ1票、ダイワメジャー1票、ドゥラメンテ1票、リスグラシュー1票。20年キタサンブラックに続く35頭目の殿堂入りとなった。

 競走馬登録抹消から1年が経過した昨年から選定対象馬になったが、昨年は有効投票数202票のうち144票(得票率71・3%)で選定基準の152票に届かなかった。

 現役時代は18年桜花賞、オークス、秋華賞、ジャパンカップ、19年ドバイターフ、天皇賞・秋、20年ヴィクトリアマイル、天皇賞・秋、ジャパンカップで芝G1・9勝のJRA記録(それまでは7勝が最多)を打ち立てた。引退後は生まれ故郷のノーザンファーム(北海道安平町)で繁殖入り。昨年1月13日にエピファネイア産駒の初子(牡)、今年1月15日にモーリス産駒の第2子(牡)を出産した。

 ▽アーモンドアイ 父ロードカナロア、母フサイチパンドラ(母の父サンデーサイレンス)、15年3月10日生まれ、牝8歳、現役時代は美浦・国枝厩舎所属、馬主・シルクレーシング、生産者・北海道安平町のノーザンファーム、戦績15戦11勝(重賞10勝)、総獲得賞金19億1526万3900円、馬名の由来は美人とされる顔の目の形。

 ▽顕彰馬 84年に日本中央競馬会30周年記念事業として制度が発足。中央競馬の発展に多大な貢献があった馬の功績を称え、表彰する「競馬の殿堂」。99年までは顕彰馬選考委員会の審議により選定。00年以降は報道関係者の投票で全体の4分の3以上の得票で選定されている。顕彰馬のブロンズ像が東京競馬場内の競馬博物館に展示される。

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