【エプソムC】ジャスティンカフェ成長証明!馬なり1F11秒8、我慢の教え実った豪快な伸び披露

2023年6月8日 05:25

CWコースを単走で追い切るジャスティンカフェ

 「第40回エプソムC」は昨年4着ジャスティンカフェが栗東CWコースを馬なりで駆け抜け、ラスト1F11秒8を計時。初タイトル獲得へ準備は整った。

 昨年のエプソムCで1番人気を集め、恐らく今年も筆頭人気は譲らないジャスティンカフェの最終追いは昨年とはまるで別物だった。昨年はCWコース3頭併せの後方であえて抜かせず徹底して我慢を教え込んだ。一転、今年の最終追いは同じCWでも単走、馬なり。安田翔師の手綱はピクリとも動かない。それで6F83秒3~1F11秒8の時計が示す通り、パワフルな伸び。これこそが1年間に積み上げた成果。感触を確かめた指揮官は誇らしげだ。

 「先週でコンディションは整っているので、今朝は気分良く行って、がむしゃらになりすぎず、精神状態を乱さないように、がテーマ。単走でも従順な走りだったと思います」

 この最終追いも、しっかり負荷が掛けられた1週前があってこそ。今回新たにコンビを組む横山和が豪雨の栗東に駆けつけ、CW6F85秒0~1F11秒5の伸び脚で併走相手をちぎって捨てた。「調教の負荷よりジョッキーにこの馬の取り組んできた課題、いい面の両方をつかんでもらいたいと。両方感じ取ってもらえたと思います」と振り返る。

 安田記念は賞金除外の憂き目に遭ったが、出走していれば恐らく上位争いも可能だった高性能。「前走から1F延長。千八は去年の毎日王冠(2着)以来になりますが、成長、学習してきたことをお見せできれば」と指揮官は意気込む。秋は安田記念組に挑戦状を叩きつける。そのためにも絶対に“落とせない”エプソムCだ。

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