【宝塚記念】アスクビクターモア90点 菊花賞Vも体は中距離型 父譲りのしなやかさ
2023年6月20日 05:28 アスクビクターモアは昨年の菊花賞を優勝したとはいえ、その体形は中距離型です。各部位のつながりに遊びがない、ガチッとした骨格のつくり。それでも、3000メートルのクラシックレースを制したのは疲れのたまりづらい柔軟な筋肉をバランス良く身につけているからです。父ディープインパクト譲りのしなやかな筋肉が父同様、距離に融通を利かせています。
前走・春の天皇賞(11着)の敗因はいくつも考えられます。道中行きたがった、故障馬のあおりを受けたこともあるでしょうが、不良馬場の日経賞(前々走)で受けたストレスが残っていたのではないか。賢い馬ほど嫌な体験は覚えているもの。忌まわしい過去を思い出さずに走れるかが浮沈の鍵でしょう。