ヴェロキラプトルは馬名通りのスタートセンス ギャンブルルームは出世レースを制す
2023年6月27日 05:10 【新馬戦総括】土曜は東京5Rで三浦皇成がJRA通算1000勝のメモリアルを達成したヴェロキラプトル。馬名は最も脚が速かったという恐竜から。ネーミングの通りのスタートセンスを見せ、逃げの形から直線は二枚腰で突き放す。これが種牡馬スワーヴリチャード(18年大阪杯、19年ジャパンカップ)にとって記念すべき産駒初勝利となった。
東京6Rのアスコリピチェーノは馬群で窮屈になりながらも瞬発力の違いで突き抜け、圧倒的1番人気に応えた。マイル戦前後が活躍の舞台になりそうだ。
日曜阪神5R“伝説の新馬戦”を制したのはギャンブルルーム。直線は横一線に全頭が並ぶ形。コース取りが明暗を分けたが、後続を5馬身ちぎった脚力は非凡。曽祖母オークス馬ダイナカールにさかのぼる牝系はクラシックを意識させる。相手強化の続戦で真価、将来性が問われる。