盛岡の芝競走が大好き

2023年7月9日 09:30

盛岡競馬場は手前がダート、奥に見える緑が芝コース。19年南部杯当日、プロカメラマン倉元一浩氏に撮っていただいた

 地方競馬と言えば、思い浮かぶのはダートだ。観客とコースが非常に近いので、迫力が凄い。「ドドドドドッ」という馬の足音や騎手の掛け声、馬のにおいなどは地方競馬の方が間近で感じられる。これぞ、地方競馬の醍醐味(だいごみ)だ。

 そんな地方競馬の中で唯一、岩手競馬だけが芝コースを持つ。米国サンタアニタ競馬場を模して造られたという盛岡競馬場は、ダートコースが外側、芝コースは内側に造られている。芝レースがメインの中央競馬と逆になっていることも、地方競馬の誇りが感じられて何だかうれしい。

 私は、盛岡競馬で行われる芝競走が大好きだ。まず「地方競馬で芝レースを見られる」という特別感、次に予想がしやすいことだ。芝レースで初めて馬券を当てた時は、芝成績の良い馬だけを買って的中した。これまで不振続きだった馬が芝になった途端、激走することもよくある。芝レースは芝を狙ってやってきた馬から狙うと当たりやすい。

 今日、芝1700メートルで争われるオパールカップも、もちろん芝実績から予想。ジュニアグランプリを完勝したラビュリントスと、中央から移籍直後のはまなす賞で鼻差2着に頑張ったトーセンカタリーナを軸に狙う。馬券は3連複2頭軸で(4)(5)から(1)(2)(6)(10)(11)。各200円で計1000円。

 ◇六車 奈々(ろくしゃ・なな)1973年(昭48)12月2日生まれ、京都府出身の49歳。

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