前走1400メートルの大型5歳馬に好走歴 ホウオウアマゾン全項目クリア

2023年7月18日 05:27

主な大型馬の中京記念激走

 今週の重賞はサマーマイルシリーズ第2戦「第71回中京記念」のみ。過去10年で3連単10万円超が5回、20年には同330万2390円も飛び出した波乱十分の一戦だ。サマージャンボ配当を射止めるべく、過去10年のデータからお宝ホースを導き出す。

 【年齢】3歳【1・1・0・7】(連対率22・2%)、4歳【0・0・4・15】(同0%)、5歳【6・6・4・46】(同19・4%)、6歳【3・2・2・29】(同13・9%)。7歳以上の勝利はない。圧倒的な成績を残すのが5歳馬。出走数が少ない割に3歳馬も健闘している。逆に、大不振となっているのが一度も連対がない4歳馬だ。1番人気だった16年ダッシングブレイズ(10着)、19年プリモシーン(3着)など、人気を背負っての敗戦も目立つ。

 【前走距離】前走で1400メートルを走った馬が【5・2・2・27】(勝率13・9%)と優秀な成績を残している。今回と同じ距離のマイル組は4勝こそしているが、勝率は5・2%。各馬が色気十分のハンデ戦。乱ペースになれば、前走で厳しい流れを経験した1400メートル組が有利か。ちなみに1800メートル組は【0・1・2・17】で狙えない。

 【馬体重】500~519キロが【4・2・1・20】(連対率22・2%)と高い好走率を誇る。480~499キロが同21・6%と基本的には体重が重い馬が活躍。20年にメンバー最重量タイのメイケイダイハード(538キロ)が、最低18番人気(単勝オッズ163倍)で勝利したのは記憶に新しい。気温が急上昇する7月中旬。馬体をキープできているのが好調の証だ。

 【結論】全ての項目をクリアしたのは5歳馬のホウオウアマゾン。520キロでの出走もある大型馬で、前走は1400メートル戦のオールエイジドS(豪G1、7着)。帰国初戦ではあるが、約3カ月の間隔が空いているなら大丈夫だろう。中京マイルは20年野路菊Sで1戦1勝なのも頼もしい。(データ班)

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