【レパードS】牝馬ライオットガール もまれた経験が生きる
2023年8月1日 05:28 09年に創設された3歳ダート重賞「第15回レパードS」は今年も好素材が顔をそろえた。古馬と比べるとキャリアが浅い分、力関係の比較がしづらく11番人気→12番人気のワンツーとなった17年のように波乱の可能性も捨て切れない。データ班が過去10年を振り返り、好走馬の傾向を探る。
▼前走 【4・0・0・17】のユニコーンS組と【2・3・4・11】のジャパンダートダービー組が珍しく不在。それ以外の勝ち馬4頭のうち3頭(13年インカンテーション、21年メイショウムラクモ、22年カフジオクタゴン)は2勝クラスをステップに参戦していた。3頭いずれも2勝クラスを勝っていたが今年は前走・2勝クラス勝ちのメンバーが不在。勝ち切れなかったが前走・2勝クラス2着のクールミラボー、メイショウフジは評価を上げたい。また、前走・1勝クラス組は【0・3・0・31】で2着止まりとなっている。
▼間隔 エクロジャイトは5月の鳳雛S勝ちから中10週の直行ローテで、このパターンは【0・0・0・4】。19年ハヤヤッコが5月の青竜S8着から中11週で勝ったが、それ以外の勝ち馬9頭は6月か7月に出走していた。オープン勝ちの実績を評価しつつも押さえにとどめる。
▼初ダート 初ダートで参戦したのは14年15着カラダレジェンド、15年2着ダノンリバティ、17年14着イブキの3頭。取捨に迷うが唯一、馬券に絡んだダノンリバティは毎日杯2着、京都新聞杯5着など芝の重賞で掲示板に載っていた。今年、初ダートのパクスオトマニカは春にスプリングS5着からプリンシパルS勝ち。適性は未知だが押さえておく。
▼牝馬 牝馬は出走16頭で2着1回、3着2回。劣勢だが別表のように配当の妙味があった。前走1着が共通点。今年、登録している3頭(クレメダンジュ、ライオットガール、リバートゥルー)では唯一、リバートゥルーが前走1着だ。出走抽選(17分の11)の対象ながら入ればヒモに加えたい。
▼結論 2走前に2勝クラスを勝っている牝馬ライオットガールで勝負だ。前走・3勝クラス組は2頭が出走し、18年ビッグスモーキーが9番人気3着。前走・マレーシアC4着で3勝クラスの古馬に、もまれた経験が生きる。【2・2・2・16】と好走確率が高い中3週のローテもいい。相手にエクロジャイト、パクスオトマニカ、抽選次第だがクールミラボー、フェルヴェンテ、ミスティックロア、メイショウフジ、リバートゥルーを指名したい。(データ班)