【レパードS】ダービー組パクスオトマニカ再び逃走
2023年8月3日 05:27 【東西ドキュメント・美浦=2日】前走・日本ダービーからのレパードS挑戦。異例とも言えるローテーションで、重賞初制覇に臨むパクスオトマニカの背には、主戦・田辺の姿があった。Wコースでリングストゥワイス(4歳1勝クラス)と併せ馬。4馬身後方からスタートすると、鞍上との呼吸もぴったりでスムーズに加速。直線は内に潜り込んで余力たっぷりに馬なりで併入。6F82秒4~1F12秒6でフィニッシュした。
さほど目立つ時計ではなかったが、田辺は「調教では覇気のない馬だから」と気にしていない様子。ダービーでは果敢にハナを奪って、13着とはいえ0秒8差に踏ん張った。兄ワープスピードがダートでも良績があることから、陣営は晴れ舞台の直後に矛先を変えてダートへ転戦してきた。鈴木智の「ここでもハナにはこだわる?」の問いかけに、田辺は「ダートでどのくらい加速するか。新潟なので他にも逃げたい馬はいそうだし」と、できれば逃げたそうな口ぶり。過去10年で逃げ馬が【2・4・1・3】と健闘しているレースだけに、「軽視禁物」とノートに書き込んだ鈴木智だった。