【レパードS】ミスティックロア最大の敵は「抽選」
2023年8月3日 05:27 【東西ドキュメント・栗東=2日】何とか抽選突破を…。そう思わせる動きだった。レパードS追い切りで新谷の視線がくぎ付けになったのがミスティックロアだ。
朝イチに坂路単走で軽快に動いて4F53秒2~1F12秒1。前進気勢が強く、時計が示す以上にスピード感があった。調教を見守った久保助手は「先週ビシッと攻めたので息を整える感じ。思ったより時計が速かったし、具合は凄くいいですよ」と太鼓判を押す。
2月に既走馬相手のデビュー戦2着後、未勝利、1勝クラスと連勝中。3戦連続でメンバー最速の上がり3Fをマークした。「能力だけで勝ってきたけど落ち着きが出れば、もっと上を目指せるポテンシャルがある」と素質を絶賛する。母フォークロアは05年メイトロンS(ダート1400メートル)、BCジュベナイルフィリーズ(ダート1700メートル)と米G12勝、矢作厩舎の先輩でもある20年3冠馬コントレイルの近親にあたるアロゲート産駒。昨年Vカフジオクタゴンに続く厩舎連覇の期待を背負う。