【紫苑S】シランケド名前も末脚も印象的
2023年9月6日 05:17 【東西ドキュメント・栗東=6日】血の勢いを感じる。札幌記念で9番人気2着のトップナイフ、そして札幌2歳Sを3番人気で制したセットアップもデクラレーションオブウォー産駒だ。先月に北海道出張だった坂田は先述2頭の走りが札幌の馬場とマッチしていたと思いつつも、中山&阪神に開催替わりの今週も種牡馬をチェックする。土曜中山重賞・紫苑Sはシランケドが同産駒。登録段階で4分の3の抽選対象ながら、近2戦のパフォーマンスを見ると知らんままにはできない。
火曜朝は角馬場から坂路へ。稽古をつけた高橋助手に取材すると「元気がいいです。能力がありますしキャリアが浅い分、伸びしろもありそうです」と上々のトーンだった。馬名のなじみやすさに加えて切れる末脚はインパクト十分。2走前に未勝利を勝ち上がり、前走・1勝クラス(3着)は勝負どころで動きづらい場面がありながら、よく追い上げた。あの内容なら1F延びて2000メートルでも対応できる。展開がかみ合えば重賞でも侮れない。