【盛岡9R・ジュニアグランプリ】トワイライトウェイ勝って中央進出

2023年9月17日 09:30

 過去10年で道営勢が7勝を挙げる2歳による芝の地方交流重賞。今年は5頭参戦する道営勢から(4)トワイライトウェイを主役に推す。父ジャスタウェイから芝替わりは不問。ダートとはいえ3走前に1700メートルを経験しているのもプラスだ。本来はJRA北海道開催の芝出走を目的に入厩した馬。門別で勝てなかった認定競走をここで勝ち、JRA芝戦線に進出する。

 相手はルーラーシップを父に持つルーラーオブダート。こちらも初芝だが父の代表産駒にキセキ(17年菊花賞V)がおり、こなせる。前走の札幌で芝を経験したオオイチョウが3番手。7着に終わった前走だが流れが落ち着いたのも痛かった。前が競り合う流れになれば出番もある。同じく芝2度目となるマコトロクサノホコ。前々走の9F戦で連対した馬。相手緩和した重賞で一変に警戒したい。

 ▼エイシンコソンテ(桜田康師)転入初戦だった前走の勝ちっぷりが良かった。今回は距離延長と初芝が鍵になる。

 ▼クルトゥルン(斎藤雄師)状態は悪くない。若鮎賞(5着)は勝ち馬を上回る末脚だったし、芝はこの馬に向いていると思う。

 ▼トワイライトウェイ(田中淳師)今までで一番の出来と言える。芝に出走させるためにJRA認定レースを勝つつもりだったがダートだともうひと息。芝の今回は期待している。

 ▼マドンニーナ(桜田康師)取り消し後も状態はいいけど距離なのか成績がひと息。芝で変われば。

 ▼マイベネラブル(斉藤正師)追い切りでは坂路で好タイムを出している。血統的(父ローレルゲレイロ、母の父スターリングローズ)に芝向きだと思い参戦するが走ってみないと。

 ▼コタロー(佐藤雅師)前走で芝を走るのが分かった。短期放牧明けも放牧先で乗り込み状態は悪くない。遠征馬との力関係だけ。

 ▼セイバイラック(佐々木由師)前走後は芝のここを目標に仕上げてきた。間隔は空くけど、じっくりやって成長も感じている。盛岡芝で好走(2着2回)している点を生かしたい。

 ▼オオイチョウ(小国師)先週、強めに追い切り前走時より状態は良くなっている。前走で芝、輸送を経験したのは大きな強みだ。

 ▼ルーラーオブダート(堂山師)状態はいいけど初芝、初左回りに初輸送と初物尽くしなので何とも。胸を借りるつもりで出走する。

 ▼ユウユウププリエ(佐藤祐師)状態は維持している。前走の走りから、やはりダートでは駄目。前々走で結果を出した芝に戻し、どこまで走るか確認したい。

 ▼マコトロクサノホコ(角川師)状態は問題ないが初の左回りがどうか。初芝の前走は置かれたが、2度目の変わり身に期待したい。

 ▼サンタバーバラ(板垣師)芝向きだと思っている。レースに集中し切れていない。この馬の後方から差すレースに徹したい。

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