ラビュリントス 53キロは追い風に
2023年9月26日 09:30
「人馬無事に」の思いでねぎらう場面に心が温まった
【六車奈々のナナイロ馬券】かれこれ10年以上前だろうか。中山競馬場の最終レースが終わり、「馬場詰所」での打ち上げに初めてお声掛けいただいた時のこと。ビールを飲みながら様子をうかがっていると、場長のあいさつが始まった。「今開催も、最終日まで素晴らしい芝でした！馬場を管理してくださっている皆さんのおかげです！」。
この日は、開催最終日。開催中ずっと「馬も騎手も、無事に戻ってくれますように」との思いで、馬場を管理してきた馬場詰所の皆さん。彼らをねぎらうために開かれたのが、この打ち上げだった。テーブルには近くの山で採れたたけのこや、手作りのコーヒーや焼酎が並び、集まった人たち皆が、最高の笑顔だ。しかもこの日はJRA理事長も駆けつけていた。「人馬無事に」という思いで人が集まり、ねぎらいながら、楽しい時間を過ごす。華やかなレースの裏側にある素敵なシーンに、私は心が温まった。どの競馬場も、思いは同じ。今日もまた、「人馬無事に」の思いで、競馬場の門が開く。
OROカップは、地方競馬の芝レース頂上決戦！好メンバーがそろい、馬券を絞るのがかなり難しかった。私の本命は3歳牝馬ラビュリントスから。前走で同舞台を勝っていることに加え、53キロは追い風になる。馬券は3連複1頭軸で（8）から（1）（2）（5）（10）（11）（12）（13）。各100円で計2100円。
◇六車 奈々（ろくしゃ・なな）1973年（昭48）12月2日生まれ、京都府出身の49歳。
