22年は船橋所属アトミックフォースが6馬身差がV

2023年9月26日 09:30

昨年優勝のアトミックフォース(岩手県競馬組合提供)

 【岩手競馬名勝負列伝 OROカップ】99年に創設した盛岡芝における最高峰の重賞競走。最初の2回は芝2400メートルで行われ、01年から芝1700メートルに変更したが、翌02年は降雪によりダート1600メートルで実施。地方全国交流となった03年からは芝1600メートルとなり、開催時期も11月から9月になった。07年から現在の芝1700メートルに定着した。

 岩手限定重賞として行われた第1回は菅原勲騎乗のモリユウコバンがV。地方全国交流となった03年の覇者は芝初挑戦だった岩手・トミケンブライト。人気2頭の後ろで競馬を運ぶと直線抜け出し11番人気の低評価を覆して勝利を決めた。他地区勢では05年に大井・トレオウオブキングが初勝利を飾った。07年に中央芝や海外のG1に出走していた北海道・コスモバルクが出走すると4馬身差でV。2度目の参戦となった09年もあっさりと1番人気に応えた。15年は大井の3歳牝馬ロゾヴァドリナが古馬相手にV。前走の3歳重賞オパールCに続き岩手重賞を2連勝。16、17年も当レースを勝って3連覇を達成した。JBCデー(11月3日)に行われた昨年はトライアルのせきれい賞を勝って挑んだ、1番人気の船橋・アトミックフォースが6馬身差で完勝した。

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