【京王杯2歳S】アスクワンタイム 兄弟重賞制覇へ燃える!梅田師「しまいの反応を確かめた程度」
2023年11月2日 05:18 【東西ドキュメント・栗東=1日】競馬の祭典・米国ブリーダーズCに挑む日本馬にエールを込めて?菱田は12年にサンタアニタパーク競馬場で取材した時に購入した紫色のブルゾンを着込んでスタンドへと向かった。この日の冷え込みにブルゾンの温かみを感じたが、その後に気温は上昇。結局は脱ぐ羽目になってしまったが…。米国の祭典に思いをはせるよりも、国内に目を向けるべき、と言い聞かせて京王杯2歳Sを取材した。
アスクワンタイムが主役であることを確信。追い切りは坂路単走で4F54秒3~1F12秒2。梅田師は「しまいの反応を確かめた程度」とし、このレースを選択した理由に「お兄ちゃんのファンタジストが(18年に)勝ったレースだから」と明快。「スイッチのオンオフの切り替え方はそっくり。現時点では精神的、肉体的に幼いけど」と比較した。ファンタジストは19年京阪杯でレース中に急性心不全を発症し、命を落としている。「お兄ちゃんのことがあるので(弟は)大事に、と切に願っている」と指揮官は神妙な表情。そう、この兄弟重賞制覇には大きな意味がある。