【マイルCS】鬼脚ナミュールG1初制覇!落馬負傷ムーアの代打・藤岡康が大仕事「ほんとに強かった」

2023年11月19日 15:43

<マイルCS>1着でゴールするナミュール(16)(撮影・奥 調)

 秋の最強マイラー決定戦「マイルチャンピオンシップ」は5番人気ナミュール(牝4=高野)が制し、G1初制覇を飾った。2着にはソウルラッシュ(牡5=池江)、3着はジャスティンカフェ(牡5=安田翔)だった。

 ナミュールは父ハービンジャー、母サンブルエミューズ(母の父ダイワメジャー)の血統で通算13戦5勝、重賞は3勝目。このレース唯一の牝馬が上がり3F断トツの33秒0をマークし、豪快に差し切った。

 ムーアが2Rで落馬負傷したため、代打となった藤岡康は09年NHKマイルC以来、14年ぶりとなるJRA・G1通算2勝目。「馬が良く頑張ってくれた。急きょの乗り替わりだったけど、これだけの馬だし、レースは見ていた。前走騎乗したモレイラ騎手からもお話をいただいていたので、いいイメージは持っていた」とし、「ほんとに強かった。ほんとによく頑張ってくれた」と胸を張った。高野師は同5勝目を挙げた。

 ▼マイルCS 84年の番組改編とグレード制導入に伴い、短・中・長距離路線が整備され、マイル界のトップを決める一戦として84年11月に京都芝1600メートル外回りに創設。トップクラスのマイラーにとって春は安田記念、秋はここが最大のターゲットになった。3歳馬は秋華賞や菊花賞ではなく適性重視でここに照準を合わせるケースもある。

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