【中山金杯】キタウイング 1年ぶりの白星だ!小島師「内枠にでも入ってくれれば…」
2024年1月4日 05:27 【東西ドキュメント・美浦=3日】今年初めて鈴木智が美浦の調教スタンドに向かうと、各調教師からの「お年賀」が盛りだくさん。早速、小島師から贈られた有田みかんに手を伸ばした。とても甘くてフレッシュなフルーツで喉を潤して馬場に目を向けると、ちょうど管理馬キタウイングがWコースに入るところだった。
中山金杯に向けた追い切りは僚馬2頭を先行させて3番手を追走。直線最内に入るとスムーズに加速して中ニシノリピート(3歳未勝利)に1馬身半先着。小島師は「動きは良かった。2000メートルの距離は正直長いと思うけど、京都の1600メートルよりはいいと思ってこちらに登録。内枠にでも入ってくれれば」と願う。ちょうど1年前、昨年1月のフェアリーSではイン強襲で鮮やかな差し切りV。冬場は合うかと思いきや「実は(当時は)あまり状態は良くなかった。今年の方が雰囲気や背中の感じはいい」と指揮官。昨年、牝馬3冠を皆勤した頑張り屋が、1年ぶりの白星を狙う。