【東京新聞杯】ホウオウビスケッツの“教育”岩田康に託す奥村武師

2024年1月31日 05:23

 【東西ドキュメント・美浦=30日】東京新聞杯に出走するホウオウビスケッツの動きを奥村武師が調教スタンドから見つめている。その視線の先で見せたのは古馬らしいゆったりとした歩様。「こんなふうに普段は落ち着きがあるし、気性の成長も感じるんですが、前走みたいにレースに行っていきなり火が付いてしまう」と口火を切った。

 ダービー(6着)以来、半年の休養明けで臨んだ前走・中日新聞杯。装鞍所、パドックではおとなしかったが、馬場入り後に突然エキサイト。レースでも掛かり気味に逃げて12着に失速した。そこで今回は距離短縮。「マイルは人馬の対話を教えやすい距離。百戦錬磨のジョッキーに教育してもらいたい」と初コンビの岩田康に託す。

 24日の1週前追い切りでは同騎手を背にWコースでいっぱいに追われてラスト1F11秒6の瞬発力。「ジョッキーも高く評価してくれています。マイルでは切れる馬もいるので強気なことは言えませんが、スピードは通用すると思います」と梅崎ら取材記者に語った。

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